今回の特集では、数あるレトロスニーカーの中でも、確かな歴史と洗練されたデザインで今なおファンを惹きつける3ブランドを厳選。アメリカのスポーツカルチャーを体現する「PRO-Keds」、ヨーロピアンテイストを漂わせるドイツ発の「MOBUS」、そして日本が世界に誇るランニングシューズの金字塔「MIZUNO」。 それぞれのブランドが持つストーリーと、今選ぶべき理由を紐解きながら、“今こそ履きたいレトロな名作スニーカー”をご紹介します。

PRO-KEDS -ROYAL PLUS-

1970年代のスポーツシーンをルーツに持つROYAL PLUS（ロイヤル プラス）は、当時のバスケットボールプレイヤーにも愛されたクラシックモデル。キャンバスではなく、スムースレザーやスエードを採用した上位版で、サイドに入った2本ラインのディテールが、よりスポーティで洗練された印象を与えます。 丸みのあるフォルムとヴィンテージ感のあるアウトソールは、レトロな表情を持ちながらも洗練されたストリートスタイルにフィット。ジーンズやチノパンはもちろん、モード寄りのスタイリングにも絶妙にハマります。 「シンプルだけど、どこか個性的」――そんな一足を探しているなら、ROYAL PLUSは間違いなく有力候補です。

MOBUS -NURNBERG-

ドイツの老舗ブランドMOBUS（モーブス）の名作「NURNBERG（ニュルンベルク）」は、ブランドのクラシックな魅力と現代的なスタイリングを融合させた一足。サッカーシューズをルーツに持つローテクなフォルムに、細身のシルエットとレザーの上質感が光ります。 サイドに入った2ラインのアクセントや、さりげないブランドロゴが、ヨーロッパらしい上品なレトロ感を演出。カジュアルにもきれいめにもハマる万能さで、"大人のデイリーシューズ"としても高い評価を得ています。 クラシカルなのに、今っぽい。そんな絶妙なバランス感覚を楽しめるモデルです。

MIZUNO -WAVE RIDER-

1997年に誕生したミズノのWAVE RIDERは、日本が世界に誇るランニングシューズの名作。テクノロジーの進化とともに洗練されながらも、90sスタイルを感じさせるレトロフューチャーなデザインが人気。タウンユースにも映えるボリューム感と快適な履き心地は、今なお色褪せない魅力を放ちます。

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テクノロジーが進化し、スニーカーの選択肢が無限に広がる今だからこそ、原点を知ることが新鮮で、深い。 あの頃の空気感をまといながらも、現代のスタイルに馴染む"名作"たちは、単なる懐古ではなく、今を生きる私たちに必要な「芯のある一足」です。 流行にとらわれず、自分らしいおしゃれを楽しみたい人に。レトロな名作スニーカーが、そんなあなたの足元をしっかり支えてくれます。