90年代のブランドアイデンティティを大胆かつ鮮烈に表現したスタイルを取り込み、現代に再構築したモデル「DB 1205 iCON」。 ブランド第二章の幕開け以降、改めて“原点回帰”というテーマを意識し、ブランドが持つアイコン性を余すことなく詰め込んだ一足です。

90年代カルチャーとDB1205

90年代は、ファッションにおいて「自己表現の多様化」が一気に加速した時代でした。 ストリートカルチャーが台頭し、スポーツブランドのスニーカーやロゴを大胆にあしらったアイテムが、単なる機能性を超えてファッションの象徴として受け入れられていきます。 ヒップホップやスケートカルチャーの影響により、オーバーサイズのトップスやバギーパンツといったスタイルが流行し、それらに合わせる足元には存在感のあるスニーカーが欠かせませんでした。
また、ハイブランドまでもがストリートの要素を取り入れ、ラグジュアリーとカジュアルの境界を越えるスタイリングが登場したのも90年代ならではの現象です。 特に「ロゴ」はアイデンティティの象徴として重視され、大きく配置されたグラフィックや大胆なデザインが人々を魅了しました。 スニーカーはまさにその最前線に立ち、ブランドの世界観を足元で語るアイテムへと進化していったのです。

90’sスピリット

「DB 1205 iCON」は、そんな90年代の空気を現代的に解釈し、再び形にしたモデルです。 当時のエネルギッシュで自由な発想をデザインに落とし込みながらも、現代の技術や素材を融合させ、履き心地や耐久性を向上。 時代を超えて受け継がれる“90’sスピリット”を、足元から体感できる一足となっています。

ブランドアイコン

最大の特徴は、サイドラインに施された大きなブランドロゴ。 踵から内側にかけて流れるように配置され、その姿は後ろから見るとまるで翼を大きく広げたように映り、圧倒的な存在感を放ちます。 単なる装飾ではなく、ブランドの象徴を力強く視覚化したデザインが個性を際立たせています。

耐久性×デザイン性

つま先部分には、パンチング加工でブランドロゴをさりげなく配置。 ミドルカットのシルエットと相まって、主張しすぎない洗練された印象を与えます。 クラシックさとモダンさを兼ね備えたディテールは、あらゆるシーンで存在感を放ちつつも、 日常的に取り入れやすいデザインに仕上がっています。

さらに、ライニングにはポップなカラーを取り入れ、遊び心あふれるアクセントをプラス。 表素材にはしなやかで上質なマイクロファイバーレザーを使用しており、従来のレザースニーカーにはない軽快さと独特の雰囲気を演出します。 履き込むほどに味わいが増し、スタイリングの幅を広げてくれるのも魅力です。
オリジナルデザインを継承しながらも、厚みのあるソールを新たに採用。 視覚的なボリューム感はトレンドのファッションにも馴染みやすく、足元からコーディネート全体をアップデートします。 また、アウトソールは高い耐久性とグリップ力を兼ね備え、デザイン性だけでなく実用性も充実。 さらにソール周りにはステッチを施すことで補強し、長期間愛用できる堅牢さを確保しました。

「DB 1205 iCON」は、ブランドの歴史と精神を継承しながらも、現代のファッションに溶け込む新しい表現を形にしたモデル。ストリートからカジュアル、そして少しモードなスタイルまで、幅広いコーディネートに映える一足です。