TOPtoTOP連載企画 シューズ&スニーカー100選 第1回

2024.10.17

 

 

いつも当店ご覧いただきまして誠にありがとうございます。今回から商品ページだけでは表現しきれない靴の良さを 追求して伝える、この企画
【TOP to TOP シューズ&スニーカー100選 】
紹介したい1足について、ただただ話してもらう… というのが企画の内容になります。

今回、靴を紹介するにあたって「TOP to TOP 京都寺町店」に行かれた方ならお分かりかと思いますが、“靴の知識と情熱はNo.1”の店長・ナンチャンに語って頂きました。
記念すべき第一回の靴は、PREMIER SEVENの「PS-KABUKU2.0」 です。

 

◆Q1.
「PS-KABUKU2.0」を選んだ理由


まず…「シューズ&スニーカー100選」って、これから100個もやんのぉ〜(笑)?やれるかなぁ〜?って始めから思ったらダメですね、まずは目の前!
最初が大事っていうことで…今回、記念すべき最初の1足に選んだのは 「PS-KABUKU 2.0」です!このモデルについてワタシらしくお話しをしていきたいと思います。
選んだ理由ですよね?やっぱりシンプルに“好きだから!”でしょうね。



ワタシ自身が今の TOP to TOP に加わる前に PREMIER SEVEN の直営店で店長をしていたこともあって、このブランドに対する想いは誰よりも強いでしょうし、自然とこのモデルと過ごしたも時間も多いだけに、めちゃくちゃ愛着もあります。
このブランドがスタートした時から今の今まで携わってきた中で、どのモデルが一番好きなのかを自問自答した時に、最初に「PS-KABUKU 2.0」が自然と浮かんできたんですよね。
同じくらい好きな「P-Ⅶ(ピーセブン)」というモデルもあるんですが、そのモデルは自分のキャラとバッチリ合っている気がしてはいるんですが、今回選んだ「PS-KABUKU 2.0」は靴としても大好きですし、自分の足とも相性が良い気がしています。
今も店頭に立ち続けているだけに、いろんな靴を履いて過ごしたいので毎日同じ靴を履くことはほとんど無いのですが、「PS-KABUKU 2.0」は毎回足を入れた時に“やっぱり良い靴やなぁ〜”って思わせてくれるんですよね。
今でも変わらず愛用していますし、自分にとって大切な靴なので、このモデルを選びました。「P-Ⅶ」については、また次にしましょう!語りだしたら止まらなくなっちゃうんでね(笑)。

◆Q2.
「PS-KABUKU2.0」のオススメのポイント


カラーによってオススメしたいポイントも少し変わりますから、 今回はワタシが長い間愛用している“WHT/RED”をメインに語って行きましょうか。
オススメのポイントに繋がるので先に説明しておきますと、「PS-KABUKU 2.0」は“伝統と流行の融合”をコンセプトに生まれたモデルなんです。



日本の伝統をデザインに落とし込めないかと考えられた中で、歌舞伎の隈取が上手く取り入れられています。
それが1番わかりやすく表現されているのが“WHT/RED”というカラーですよね。ワタシも含めて、気に入っていただけているお客様の中には、この配色が好きだったり、日本の伝統を感じれるところにも愛着が沸いたりしているんじゃないかなって思っています。
そして「PS-KABUKU 2.0」には、ビブラム社の“RGS(ローリングゲイトシステム)”というアウトソールが採用されているんですが、コレがたまらんのですよっ!
言葉だけで上手く伝わるのかわからないですが、履いて歩いてみると“地球をなぞりながら体重移動が出来ているような感覚”になるので、歩行を自然とサポートしてくれるところもかなり魅力なんですよね。





こればっかりは言葉で伝わるものではないと思っていますから、RGSがどのようなアウトソールなのかを知った上で履いてもらえると、その魅力を更に感じれると思います。
歩くことに特化したアウトソールが足もとに程よいボリュームをプラスしてくれることもオススメのポイントです。
勿論、足に合ったサイズをしっかりフィッティングをして履くっていうのは大前提になるんですけどね。
オススメのポイントをまとめると…
“日本の伝統を感じれるデザインでありながら、歩行に特化したアウトソールを採用していることで気持ちよく履ける”といったところでしょうか。
またたくさん喋ってしまいましたが(笑)、上手く集約されましたね!
ホンマに、歩いていて楽しくなるモデルですから、機会があれば体感してみてください。

※ RGS(ローリングゲイトシステム)
ビブラム社のソールパターンの一つ。足の屈曲や回転に合わせてソールが順応するソールで、着地の衝撃を和らげながらエネルギーに変えて自然な足運びをサポートするアウトソール。

Q3.
どういった方にお勧め?



靴のオススメのポイントを活かしてもらえたいと思っているので、やはり“歩くことが好きな人” でしょうか。
あとは“歩くことが少ししんどいと思っている人”でしょうね。日常って歩くことの連続ですから、歩かない日がないっていうほうが正しいかもしれないんですけど、その中でも“歩いている時間も楽しみたい”とか“もう少し楽に歩けないかなぁ〜”って思っている人がいたら、是非一度試してもらいたいですね! 歩くことがより一層楽しみになったり、歩くことが楽にもなってくれると思いますので。


一歩一歩を踏みしめるとかじゃなくて、一歩出したあとの一歩が自然と出てくれている感じと、地面をなぞれている感じを楽しめると思います。きっとねっ(笑)!
勿論、合う合わないはあると思いますが…歩くことに対する意識が変わるキッカケにもなる靴だと思います!

Q4.
南野さんなら「PS-KABUKU 2.0」をどう履く?



コーディネートってことですよね?
コーデする時は、まずは靴を最初に決めますからね。そこから何を着るか、何を合わせるのかに繋げていくんですが、そのモデルの特徴を活かして組み立てるようにはしています。
かといって、そんなに着飾ったりはしませんけどねっ!みなさんもそうだと思いますけど、そのモデルのカラーリングを活かすとかポイントを合わせるという事を意識してはいますね。
タイガーウッズが最終日に赤いポロシャツを着ているような感じで、日曜日は「PS-KABUKU 2.0」を履くって決めていた時期もありましたね。語りながら当時のことを思い出してきました(笑)。
直営店にいた頃は、ワタシの中でユニフォームみたいな感覚になっていたのかなと思いますし、赤黒のチェックシャツに濃いめのデニムを穿いて、靴のカラーとのバランスを合わせるのがナンチャン鉄板コーデですね!




あと、大事なのは服のサイズ感ですよね。ワタシが42歳という事もあって、オーバーサイズのTシャツを着たりするよりは、肩幅が合うTシャツとかにストレート系のデニムを合わせると、めちゃくちゃシンプルではあるんですけど、靴のボリュームが自然とアピールしてくれるので、結構お気に入りだったりもします。 あとはお店に立つ上でというかスタッフ目線にはなるんですけど、ロールアップをしたり足首が出るくらいの長さのパンツでしっかりと靴のデザインを見せたいというのもありますね。
特に「PS-KABUKU 2.0」の“WHT/RED”であれば、日本の伝統文化を取り入れたデザインというのが伝わりやすいし印象的なこともあって、あまりスポーティーではないコーデのほうが合っている感じがしています。
そんな時のために、アッパーもアウトソールも真っ白の“WHITE”というカラーもあるので、それがまた大活躍するわけです!もちろん、ワタシは“WHITE”も愛用していますよ。
個人的なこだわりも含めてお話しをしまいましたが、ファッションは楽しむものなので、あまり深く考え過ぎずに好きなように使ってくださいね(笑)!

Q5.
「PS-KABUKU 2.0」を履く上でのメリットやデメリットは?



メリットとデメリットですか?メリットは素材感の良さと歩きやすさが融合されているところなので、それを活かすためのサイズ選びとフィッティングをして 履いてもらえれば、アウトソールの恩恵も受けながらスムーズに歩けますので、先ほど紹介したオススメのポイントを感じながら楽しめるところですね!




デメリットがあるとすれば、大きいサイズを選んでしまうこと、そしてルーズなフィッティングで履くことでしょうか。素材感がいいので、選ぶ段階で大きいサイズを選んでしまうとかなりルーズになりますからね。アッパーのレザーの質感が良いだけに馴染みもかなり良いですから。あとはフィッティングですね、紐を緩めて履くとこのアウトソールの恩恵が受けれないというか、スムーズに体重移動が出来ないのでめちゃくちゃ歩きにくくなってしまいます。
なので、1番のダメなのは“大きいサイズを選んで、紐を締めずに履くこと”ですから、自分で気をつけてしまえばいいことばかりなので、あまりデメリットはないですね!

Q6.
南野さんならではの「PS-KABUKU 2.0」のエピソードは?



ならではのエピソードですね、チェックしてくださっている方はこういうのが1番聞きたいんじゃないでしょうか(笑)。
店頭でお客様に対してワタシたちができること、店頭の醍醐味っていうのは、この“ならでは”の部分だと思うんですよね。
それをワタシはとても大切にしてやってきましたし、これからもそれは変わらないと思います!
ならではの「PS-KABUKU 2.0」のエピソードでしたよね?
このモデルが発売された時からずーっと共に歩んできていますし、お伝えしたようにバリバリ今も愛用もしていますので、人一倍思い出とか小ネタもたくさん持ってますからねぇ〜。
直営店にいた頃の話なのですが、発売当初はダッドスニーカー(ダッドシューズ)とかダッド系という言葉もよく耳にしていたくらいに、厚底のシューズが流行っていたりしたこともあって“厚底のモデルだから履いてみよう!”っていう、いわゆるファッションの目線から入った方も多かったように記憶しています。
こうして月日が経った今でもPREMIER SEVENの人気モデルとして発売されていますが、選ばれ方や知っていただくキッカケも変化してきているのかなとは思いますね。
今でもこうして店頭でお客様にご提案できているということが素直に嬉しいですし、このモデルを何度もリピートしてくださるお客様がいることは励みにもなっています。





愛用している中で感じることですが…ワタシは昔から捻挫癖があるだけに、長い時間履いている時や歩いている時は特に“やっぱり安定性がいいなぁ〜”って思わせてくれるんです。
何年も愛用していますけど、今でも履くたびに思いますからね。それが安心感に繋がっているのかなと思っています。
“WHT/RED”だけでも3回?4回かな?それくらいはリピートしていますからね、たまに“WHITE”も履くんですけど、やっぱり“WHT/RED”が好きなんでしょうねぇ〜。
そのうち、殿堂入りさせましょう(笑)!



いかがでしたでしょうか?
靴の良さに加え、ナンチャンの情熱は伝わりましたか?
お気づきの通り…本当は今回紹介した倍以上、それ以上の語りがあったのですが、永遠に終わらなそうなので(笑)、泣く泣く凝縮してお届けさせて頂いています。
第一回からこの調子で、次回以降は大丈夫なのか少し心配ですが、これからも熱量たっぷりでお届けさせていただきます!
また、京都にお立ちよりの際は是非とも「TOP to TOP 京都寺町店」にお越しください。文章では伝えきれないナンチャンの情熱と知識で、お客様に最適な靴をご提案させて頂けると思います。
それでは、次回の「TOP to TOP シューズ&スニーカー100選 」も宜しくお願い致します。



 


〜 ナンチャン店長のプロフィール 〜
TOP to TOP 京都寺町店・店長
お客様からも「ナンチャン」と呼ばれることが多い南野 (なんの) 店長。
靴を製造していた経験から得た様々な知識に加えて、自分自身が足の怪我と共に歩んできた中で培ったシューズのフィッティング技術、 そして生まれ持ったトークスキルから繰り出される流暢な関西弁を活かし、人とは違った視点と感覚で日々店頭でお客様にシューズを提案している名物店長。
TOP SEVENとDRAGON BEARDをメインで扱うスペシャルサポートショップで 約15年ほど店長を任され、PREMIER SEVENの立ち上げにも関わってきた経験を持つ。
“出会えた人の足もとを、靴を通してサポートしたい!”という想いを胸に、これからも店頭に立ち続ける。
【趣味】靴の手入れ、ウォーキング、サッカー観戦
【特技】蝶々結び
【好きなアーティスト】 ZARD (ファン歴・31年)
【出身地】 兵庫県姫路市